BBQ Right
役所はもちろん、一般の日本人は気付いていないことですが、
日本の公共公園のバーベキュースペースの環境や設備などインフラ、そしてバーベキュー関係の法整備は先進国でも最低レベル。
その統一的な議論が行われていないのも問題です。
欧米ではバーベキューの楽しめる環境作りは児童公園と同じレベルで行政の仕事であり重要な市民サービスなのです。
今回視察した巨大な公園のバーベキューエリアでも利用者のマナーにまつわる問題が起こりまくりです。
規則違反に対する係員からの注意に食ってかかる人、テーブルの表面は炭火で焦げだらけ、、、etc
実はこれらのトラブルは利用者マナー問題だけではありません。
そして、公共公園や機材は市民一人一人の財産です。
本来、その貴重な財産を守るのも市民であるべきです。
”自由””権利”という言葉をやたらと振りかざし、履き違えてる日本の市民たちのなんと多いことか。
自由や権利には当たり前に市民としての”義務”も生じるのです。
バーベキューという小さな窓を通しても日本人の公共スペース利用の意識の貧困さが垣間見えてきます。
今のような状況下では先進国で一番お粗末な日本バーベキュー文化や環境を変えるにはまだまだ時間がかかりそうです。
私は今回のように先方から前向きに今の現状を変えていきたいという熱意があるところからでも変えていきたいと思っています。
全ての国民誰もが、快適なバーベキューを楽しむ権利を持っているのです。