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世界の料理業界に激震を起こしている「FOODTECK」。
ようやくその大きな波が日本にもやってきた。
しかも、バーベキューの世界からスタートだ。

2021年3月某日、
weberjapanからこの世界的にムーブメントを起こしている”FOODTECK”技術を搭載した新型バーベキューグリルが発売される。
 
このFOODTECKとは一体なんだろう?

一言でいうと「グリルやレンジなど料理用機材が直接ネットに繋がり利便性が上がってる」ということ。

今や言うまでもなく、ネットのない生活は考えられないほど普段の生活に密着している。
知りたい情報はgoogleで調べるのは当たり前、行きたい場所にはナビが案内してれ外国語もほぼ瞬時に訳してくれる。そしてネットには日夜続々とありとあらゆる料理レシピがアップロードされ続けられる。
一般家庭でも今夜の晩ごはんのネタにネットからレシピやハウツウを引っ張ってくるというのは当たり前になった。
FOODTECKとはそれがより進化したものだ。

話を本題に戻すが、今回weberjapanから発売される新型バーベキューグリルweberPULASはまさにネットに繋がるFOODTECKなバーベキューグリルなのだ。
昨今、バーベキュー先進国アメリカではより利便性が進み、従来のチャコールやガスバーベキューグリルからペレットバーベキューグリルや電気式バーベキューグリルへ移行しつつある。


 

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weberPelletグリル




日本ではまだ未発売だが、アメリカで先行して発売されていたweberのPelletバーベキューグリルにはweberHUBと連動するすることで既にwifiやBluetoothが搭載されおりネットとの連動が可能になっていた。
ただしこの段階ではweberから提供されるスマホアプリで庫内温度や肉芯温度が確認できる程度のこと。



今回weberjapanから新発売されるバーベキューグリルPULSは熱源も電気のコイルを使用しているのが最大の特徴だ。時代は確実によりスマートなグリルへと動いてる。
そしてwifiとBluetoothの両方を標準搭載しweberの提供する”weber connect”と呼ばれるスマホアプリから肉芯温度を確認するだけではなく、庫内温度も指定温度に定温にコントロールしてくれるいわゆるという優れもの。世界的にはスマートグリルと呼ばれるジャンルに進化している。

weberJapanからモニターとしてPULSEが送られてきたので早速使ってみたので感想を書くことにしよう。
実はweberの電気グリルを所有し使ったことがある。
日本未発売ながらガスグリルとして発売中のQシリーズにも電気グリルがあったのだ。
5年ほど前にそれをアメリカで購入しハンドキャリーで日本に運び入れたもの。

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weber Qシリーズの電気式グリル




電気式グリルはチャコールやガスのように燃料の補給がいらないという利点があるものの電気ということでその火力の心配があった。
旧型のでは自分で使ってみた限りではやはり火力不足がありしかも温度調整用のサーモスタットの具合が悪く(個体差があるかもしれないが)、ステーキも温度が上がらず焼きづらい経験をした。


現在アメリカや英国では既に発売され、いよいよ日本でも発売される電気式グリルの新型weberPLUSEはどんなものだろうかと気になっていた


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weberPLUSEシリース




私のもとにもweberjapanからサンプルが届き、家で使う機会やってきた。

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実は昨年の段階でweberjapanの表参道オフィスで使ってみたことはあったのだがやはり自分お家で使うというのは違うもの。
箱から出し組み立ててみるとQシーリーズに比べてひと回り大きくなった印象がする。
角ばった本体に4つ脚がつき、丸みを帯びたリッドが乗ってる姿はまるで人気アニメの攻殻機動隊のタチコマを思わせるデザイン。

weberの担当者によるとこの四角いデザインは新しいデザイナーの作品とのこと。
オプションの台に乗せるとなかなか堂々たる押し出しの強さがある。
日本に導入されたのはシングルバーナーの小さなタイプのみだがそれでも存在感が十分だ。

組み立て後にまず最初にすることは自分のスマホにweberconnectアプリをダウンロードしておくことが必要だ。そして家のWi-Fiに繋いでおく。
その次にPLUSEの電源を入れてるとスマホのweberconnectアプリがPLUSEを認識するので
スマホとPLUSEをペアリングするするとPLUSEとスマホがガッチリと繋がり連動するようになる。


 
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ちなみにPLUSEはBluetoochでダイレクトにスマホとつなぐこともできるのでネット環境によって都合が良い方を選ぶと良い。
 
本体には液晶画面があり庫内に突き出ている標準装備の庫内温度センサーの温度と本体と繋げたプローブ(ワイヤーで繋がった温度センサー、標準で1本付属してる)からの肉芯温度が表示される仕組みだ。
ちなみに本体には2本のプローブが挿せるようになっており別売りのプローブを買うと合計2つの異なる肉芯温度を測ることが可能となる。
アプリにはBBEFやPORKなどなど肉の焼き上がり温度設定(PLUSEに任せることも可能)やバーベキューレシピを動画を見ることができるのでバーベキュー初心者でも安心してPLUSEに任せてバーベキューをたのしむことができる。

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このweberの新型スマートグリルはハードの実用性もすこぶる高い。
従来からの電気グリルのの弱点であった高温の弱さもなく、高温調理が必要な分厚いビーフステーキの表面にもバッチリとおいしいそうなグリルマークもつけることができる。
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また、低温でゆっくりと焼く必要がある豚肉や鶏肉も庫内温度を一定に保ちながら安全な肉芯温度に徐々に上げていくというバーベキュー上級者並みの焼き上がりも十分可能だ。
このweberPLUSEの登場で、日本にも本格的なFOODTECK時代が始まってきたようだ。
時代はよりスマートな方向に進んでいく。
これはバーベキューでも然りなのだ。



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